ページ内移動用のメニューです。


トップページの中の疾患情報の中の見のがすな!がんのサインの中の胃がん

見のがすな!がんのサイン 胃がん

胃がんの早期発見のために

胃がんは男性に多い

胃がんの患者数はゆっくり減少しています。胃がんの罹患率と死亡率は男性の方が女性より高く、年齢別にみると40歳未満では男女差は小さく、40歳以降にその差が開きます。

 

1日当たりの食物繊維・脂肪摂取量の推移

資料:国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター

胃がんとは

胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になることから始まります。特殊な胃がんとして、主に胃壁の中で広がって粘膜の表面にはあまり現れない「スキルス胃がん」があります。

胃がんの症状

胃がんは進行の程度にかかわらず、症状が全くない場合もあります。逆に早い段階から胃痛、胸焼け、黒い便がみられることもあります。これらの症状は胃炎や胃潰瘍などにもみられ、症状では区別はつきません。

進行したがんの症状は、痛みというより食事が通らない、胃が重い、体重が減る、食物がつかえるといったものです。知らない間に貧血が進み、そのために動悸や息切れが生じて発見されることもあります。

胃がんの検診

胃がんの検診で、“効果がある”と判定されている検査は、「胃X線検査」と「胃内視鏡検査」です。そのほか「ペプシノゲン検査」、「ヘリコバクターピロリ抗体検査」などいろいろな検査があります。

胃X線検査

胃X線検査は、バリウムと発泡剤を飲み、胃の中の粘膜を観察する検査です。検査の感度は70 ~ 90%です。

胃内視鏡検査

胃の中を内視鏡で直接観察する検査です。内視鏡を口から挿入するため、検査の準備として鎮痙剤の注射やのどの麻酔が必要です。胃内視鏡検査は胃の中の小さな病変を見つけることが可能で、胃X線検査でがんなどが疑われた場合、一般に精密検査として用いられます。精密検査としての感度は77 ~ 89%と報告されています。

ペプシノゲン検査

血液検査によって、胃粘膜の萎縮度を調べます。胃がんを直接見つけるための検査ではありませんが、一部の胃がんは萎縮の進んだ粘膜から発生することがあるため、この検査をきっかけに胃がんが見つかることがあります。

ヘリコバクターピロリ抗体検査

血液検査によって、ヘリコバクターピロリ菌に感染しているかどうかを調べます。ヘリコバクターピロリ菌は、胃がんの要因となりうる細菌ですが、胃がんになる人はごく一部です。この検査では感染しているかどうかはわかりますが、胃がんの診断はできません。

男女ともに、40歳以上は年に1回、胃がん検診を受けましょう。

胃がんはかなり進行しても全く症状がない場合も多くみられます。しかし、一方では治療を受けている方の約半数が早期胃がんで、そのうち約半数は何らかの症状がきっかけで検査を受けています。早期胃がんは病変に潰瘍を伴うことも多いので、そのための痛み、胃部不快感などの症状が検査を受けるきっかけになることがあるのです。

定期的な検診はもちろんですが、症状が続くときには早めに病院を受診することが、胃がんの早期発見につながります。

監修:国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター検診研究部 部長 斎藤 博


ページ上部へ