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投与方法
投与方法
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ヨンデリスの投与は、24時間の持続点滴で行いますが、投与中にお薬が血管の外に漏れてしまうことを防ぐ目的で、腕の静脈ではなく、中心静脈というからだの中心にある太い血管に点滴します。
中心静脈へ点滴するためには、カテーテルまたはポートを留置する必要があります。
投与量
身長、体重から体表面積を計算し、ヨンデリスの投与量が決められます。
投与スケジュール
ヨンデリスの治療は、通常3週間(21日間)をひと区切り(1サイクル)として行います。第1日目にヨンデリスを24時間かけて点滴し、その後少なくとも20日間お休み(休薬)します。これを繰り返して治療を進めます。
- ※
- この投与スケジュールは、参考例です。実際の投与スケジュールは、あなたのからだの状態や副作用などによって変更することがあります。詳しくは、担当の医師におたずねください。
点滴を受けているときに注意すること
血管外漏出
血管外漏出とは
- 投与中のお薬があやまって血管外に漏れ出て周りの組織に広がることを、「血管外漏出」と呼びます。
- ヨンデリスは細胞を壊死させる作用のある、起壊死性のお薬です。
- 血管内へ正常に投与されれば問題ありませんが、血管の外に漏れる「血管外漏出」が起こると皮膚や筋肉がただれたり壊死したりして、手術が必要になる場合もあります。
投与中の注意事項
- ヨンデリスが血管の外に漏れても、すぐには痛みを感じにくいことが知られています。
- 夜間に医療スタッフが点滴部位を観察することがあります。
ヨンデリスの投与中は、お薬が血管の外に漏れることを防ぐため、
激しい動きは控えてください
- 血管外漏出の症状はすぐには現れにくいですが、点滴部位やその周囲に次の症状や違和感、衣服のぬれを認めた場合は、すぐに担当の医師や看護師、薬剤師に伝えましょう。
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帰宅後の注意事項
- 血管外漏出が起きたときに症状がなく気づかなくても、ヨンデリスの投与終了後、数日~数週間後に漏れた部分に壊死が起こることもあります。
- 帰宅後も、投与終了後1週間を目安として、点滴部位を継続的に観察してください。
- 点滴部位やその周囲の皮膚が赤くなったり、痛みなどを感じたりした場合は、すぐに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡しましょう。
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血管外漏出がわかったときには、すみやかに対応することが大切です。
アレルギー反応について
- お薬とからだの相性が悪いと、アレルギー反応を起こすことがあります。
以下のような症状が起こった場合は、すぐに担当の医師や看護師、薬剤師に知らせましょう。
- 吐き気がする、気分が悪い、冷や汗が出る、さむけがする
- 息苦しい、のどがしめつけられる感じがする、心臓がドキドキする
- からだがかゆい、皮膚が赤くなる、ぶつぶつができる
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