小児の抗がん剤治療時に併用する制吐剤の開発を担当しています。患者さんに治験薬を使用していただき、医薬品として承認されるために必要な有効性・安全性データを収集しています。
少し体調が悪かったり異変を感じながらも学校や幼稚園に通っていたごく普通の子が突然“がん”と診断され、治療を始めています。小さな体でがんと闘い、自分自身が大変な状況にも関わらず「治験に参加して、他の子の役に立ちたい」と積極的に参加してくれる子がいると聞いたとき、その思いに頭が下がるとともに、この仕事にやりがいを感じます。治験薬を早く承認してもらい、多くの患者さんに届けたいと心に誓う日々です。
承認申請までの作業に携わり、関連部署やPMDA(医薬品の審査・承認機関)とどのようなやりとりを重ねていくのか経験し、勉強したいです。