頻尿・尿失禁ってどんな病気?
頻尿とは?
頻尿とは、排尿回数が多い状態です。夜、寝ている間に、1回以上トイレのために起きたり昼間起きている間に8回以上トイレに行くようになる状態で生活の質が下がってしまい、困っていると感じたら頻尿と言えます。
- もしかしたら頻尿かも?
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尿失禁とは?
尿失禁とは、自分の意思とは関係なく尿がもれてしまう病気です。たまたま、年のせいなどと見過ごしがちですが、尿失禁がひどくなると外出を控えがちになったりトイレをいつも気にしたりと、生活の質がおちてしまいます。尿失禁には様々なタイプがありますので、まずは、ご自分の尿失禁のタイプをチェックしてみてください。
- あなたの尿失禁はどのタイプ?
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頻尿・尿失禁でお悩みの方へ
頻尿・尿失禁でお悩みの方は、お近くの薬局や専門医にご相談ください。
本コンテンツ監修の関口先生へのご相談は以下から
http://www.luna-clinic.jp/
頻尿・尿失禁の原因
頻尿の原因
水分の取りすぎ
1日の飲水量を多く取りすぎた生活を送っていると、膀胱に悪い影響を与えることになります。排尿量で計った時に、1日2500ccを超える場合は多飲多尿の可能性が高いです。
体の冷え
膀胱は副交感神経によって、膨らんだり、縮んだりしています。体が冷えると、それが刺激となって膀胱は縮みます。尿意を感じやすくなるためすぐに膀胱が満杯となり、トイレに行く回数が増えます。
膀胱は心の鏡
人は緊張すると、胸がドキドキしたり、顔が赤くなったりしますが、膀胱に刺激が加わって頻尿になる人もいます。
尿失禁の原因
出産や老化による「骨盤底の筋肉や靱帯」のゆるみ
私たちの下腹部にある臓器は、骨盤のなかに保護され、その内臓を支えているのが「骨盤底」です。骨盤底は筋肉と靱帯で構成されています。
女性では、ほとんどの場合、出産や閉経後に、この「骨盤底」がゆるんでしまいます。これがゆるむと、靱帯を支点に筋肉が協調して動くことができず、尿を止める機能が壊れ、尿がもれてしまいます。
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東洋医学・腎虚ってどんな状態?
東洋医学の考え方
東洋医学は西洋医学と違い、診断名から治療法を決めるのでなく、症状と所見により治療法を患者さんごとに決めます。
東洋医学において、尿失禁や頻尿の原因は体調・体質の状態が悪くなった為に起こると考えられています。これは、血や気の巡りが悪くなって体の代謝能力が低下し、尿や汗で排泄されるべき水分が、出せないという考えです。
女性の尿失禁・頻尿の患者さんの中には、冷え性が多くみられます。冷え性は、まさしく、体の代謝能力が落ちて手先、足先まで血液が循環できていない症状です。東洋医学では基礎代謝能力を上げ、元の体調に戻すことを重要視します。
東洋医学 気の考え方
なかでも重要なのが気の考え方です。人間の生命力・生殖力の源の“気”を“精気”としてとらえます。気のバランスが崩れると基礎代謝を含めた体のバランスが乱れるので東洋医学では気を整え、元に戻す事を考えます。「元気」という言葉もここから来ています。この“精気”を貯蔵するのが、西洋医学とは別の意味の“腎”であり、この“腎”の機能低下を、『腎虚(じんきょ)』といいます。
腎虚の考え方
腎虚
“腎”の気が足りなくなり、下半身に位置する臓器の機能が低下した状態で、様々な全身症状をもたらします。
症状としては
- 身体がだるい、倦怠感
- 腰痛・肩こり・手足のしびれ、冷え。
- 喉がよく渇き、夜中に何度もトイレに起きる。
などが代表的なものです。
腎虚の考え方
歳をとるにつれて、多かれ少なかれ誰でも“腎虚”が進みます。症状は中年以降であれば誰しも心当たりのあるものです。足や顔のむくみは“腎虚”の大きなサイン。
さらに頻尿・尿失禁の症状がでてきます。腎虚は上半身にも影響し、かすみ目、肩こり、首がまわらない等の、いわゆる老化現象が、骨格・筋肉ばかりでなく神経にも影響を及ぼします。
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治療によく用いられる生薬
東洋医学の考え方
生薬とは、天然の植物・鉱物・動物などの全部または一部を簡単な加工のみで薬として用いるものをいいます。一つ一つの生薬には、さまざまな作用をもつ多くの成分が含まれています。
東洋医学の考え方
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- 地黄(じおう) 強壮解熱作用
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- 山茱萸(さんしゅゆ) 降圧・利尿作用
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- 山薬(さんやく) 滋養・強壮作用
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- 沢瀉(たくしゃ) 利尿作用
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- 炮附子(ほうぶし) 利尿作用
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- 牡丹皮(ぼたんぴ) 抗菌作用・抗炎症作用
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- 桂皮(けいひ) 末梢血管拡張作用
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- 茯岺(ぶくりょう) 副交感神経抑制作用
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