副作用について 特に注意が必要な 副作用
特に注意が必要な副作用
自分で分かる副作用
下痢
- あらわれる頻度
- 約5人に4人
(重い症状は約5人に1人)
ジェセリの治療中に腸の粘膜が傷つき、下痢が起こることがあります。
下痢が続くと脱水状態になりやすいので、注意が必要です。
〈対策〉
- 水分*をこまめにとる
- スポーツ飲料などで電解質*を補給する *下痢によって水分と電解質(ナトリウム、カリウムなど)が一緒に排泄されます
- 消化の良いもの(おかゆ、うどんなど)を食べる
- カリウムの多い食品(バナナなど)をとる
- 食事は少しずつ、こまめにとる
- 下痢の症状があらわれた場合は、事前に処方された下痢止めを医師の指示通りに服用する
以下の症状があらわれた場合は一旦服用をやめて、すぐに担当の医師や看護師、薬剤師に連絡しましょう。
- 強い腹痛をともなう下痢が起こる
- 激しい下痢が起こる
- 下痢が長く続く
- 1日の排便回数が普段よりも4回以上増加
眼の症状(眼障害)
- あらわれる頻度
- 約5人に1人
ジェセリの治療中にみられる副作用として、眼の症状があります。
休薬や減量など適切な処置により、症状が回復します。
〈主な症状〉
- 夜になると見えにくい、暗いところだと見えにくい[夜盲(やもう)]
- 全体的にかすんで見える[霧視(むし)]
- 遠くや近くのものが見えにくい[視力低下(しりょくていか)]
- 色のちがいが分かりにくい[後天性色覚異常(こうてんせいしきかくいじょう)]
眼障害の自覚症状(例)
- 夜 盲:
-
明るいところでも暗く見える。
ライト(照明)の下でないと小銭入れの小銭が識別しにくい。
暗い押し入れに手を入れたら自分の手が識別しにくい。 - 後天性色覚異常:
- 白色蛍光灯が緑っぽく見える/黄色っぽく見える。
〈対策〉
- 視力低下により日常生活に支障が出る場合は、速やかに眼科を受診し、ジェセリを服用していることを眼科医に伝えてください。
- 軽度の視力低下や見え方に気になることがある場合は、担当の医師や看護師、薬剤師に連絡してください。
- ジェセリの治療開始前に、眼の症状があらわれる可能性について理解することで、適切な対応が可能となります。
出血
- あらわれる頻度
- 約15人に1人
(重い症状は約40人に1人)
ジェセリの治療中に粘膜が傷つき、出血が起こることがあります。
〈主な症状〉
- 吐血
- 下血
- 黒色便
- 尿潜血
出血の自覚症状(例)
- 吐いたものに血が混じる
- 黒い便が出る
- 便に血が混じる
その他、気になることがある場合は、担当の医師や看護師、薬剤師に伝えましょう。