液体胃腸薬 成分一覧
鬱金(ウコン)
ショウガ科の植物で健胃効果があるとされます。消化を助ける胆汁の分泌を促す作用で肝臓の働きを助けます。
延命草(エンメイソウ)
苦味成分が健胃作用を促します。また、昔から腹痛を抑えるときなどに用いられました。
桂皮(ケイヒ)
一般にニッキとも呼ばれており、独特の芳香により健胃作用を促します。また、鎮痛・鎮静(イライラを抑える)、胆汁分泌促進、ストレス性潰瘍抑制などの効果も期待出来ます。
小豆蒄(ショウズク)
芳香性健胃作用。また胆汁の分泌促進により、肝臓の働きを助けます。
丁子(チョウジ)
芳香性健胃作用。また、鎮痛・鎮静(イライラを抑える)作用を示します。
赤芽槲(アカメガシワ)
胃酸の分泌を抑え、荒れた粘膜を修復します。
青皮(セイヒ)
芳香性健胃作用で、消化不良の際に用いられます。また、肝炎からくる肝臓の痛み・腫大を抑える働きがあり、「モッコウ」と一緒に服用することで、肝臓の働きを助けます。
石菖根(セキショウコン)
芳香性健胃作用。また、鎮痛・鎮静(イライラを抑える)作用を示します。
木香(モッコウ)
健胃作用。また、止瀉(下痢を治す)、肝臓の痛みを抑える働きがあり、(肝硬変腹水症状にも用いられます)「セイヒ」と一緒に服用することで、肝臓の働きを助けます。
カルニチン塩化物
胃の蠕動運動を促し、弱った胃の働きを良くします。また、脂肪代謝亢進作用もあります。
人参(ニンジン)
サポニン類等の成分が消化運動亢進、鎮痛、鎮静(イライラを抑える)、肝臓の保護、アルコール代謝促進作用を示します。また、強壮作用や抗ストレス作用も期待できます。
甘草(カンゾウ)
甘みの強い生薬で、炎症を抑えるグリチルリチン等の成分を含んでいます。粘膜修復作用のほか鎮痛・鎮痙・解毒作用を示します。
ゲンチアナ
苦味配糖体が胃の運動を促進し、健康な状態になるよう作用します。
黄連(オウレン)
主成分のベルベリンが苦味健胃作用を示します。また、胆汁分泌促進、鎮痙、鎮静(イライラを抑える)、止瀉、アルコール代謝促進も期待出来ます。
蒼求(ソウジュツ)
苦味成分が健胃作用を促します。また、鎮静(イライラを抑える)作用もあります。
紅参(コウジン)
薬理的には消化管運動を亢進させるので、食前に服用すると消化吸収・新陳代謝を高め、食欲を増進します。滋養強壮成分として有名な朝鮮人参を蒸しているため、人参本来の作用が、より強化されています。
蘇葉(ソヨウ)
胃液の分泌を促進し、胃腸の働きを良くします。食欲不振や消化不良に有効です。梅干しに使われており、胃腸の弱った方は特に、食前にお勧めの生薬です。