知っておきたい、副作用のケア 爪の症状を予防しよう

監修: 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 山﨑 直也 先生

リトゴビの服用であらわれる爪の症状

手足の爪に副作用があらわれる場合があります

具体的な症状について教えてください。

手足の爪に様々な症状(爪の異常)があらわれます。症状には個人差がありますので注意してください。

爪の症状(異常)の印象
  • 爪が変色したり、浮いてきたり、剥がれたりすることがある
  • 爪が厚くなったり、段差ができたりすることがある
  • 爪の周囲で感染症を伴って痛みがでたり、腫れたりすることがある

爪の変色や浮きあがり

爪が厚くなり、段差ができる

爪の変色や浮きあがり

症状には個人差がありますので注意してください。

国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 山﨑 直也 先生 ご提供

症状があらわれる頻度や時期、回復までの期間を教えてください。

臨床試験では約2人に1人の方に症状があらわれました。
治療開始から3ヵ月程度で最も多くの方に症状があらわれましたが、1ヵ月程度で症状を経験した方もおり、症状の発現や時期には個人差がありますので注意が必要です。
また、症状の回復には個人差があります。爪が浮いたり、剥がれたりすると、回復までに長い期間を必要とする場合があります。

症状があらわれる頻度と時期、回復までの期間(目安)

症状の発現や時期には個人差がありますので注意してください。

「リトゴビの主な副作用の発現時期の目安」は、こちらをご参照ください。

症状があらわれた場合、どのように対処すれば良いのか教えてください。

ご自身で判断せずに、必ず医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。
症状にあわせてステロイド(塗り薬)やテーピングなどの使用、リトゴビの服用量の調節や服用をお休みすることがあります。
詳細は「症状があらわれた場合の対処方法」をご参照ください。