知っておきたい、副作用のケア 爪の症状を予防しよう

監修: 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 山﨑 直也 先生

症状があらわれた場合の対処方法

必ず医師や看護師、薬剤師に相談し、爪のケアを継続しましょう

爪の症状があらわれた場合の対処方法について教えてください。

ご自身で判断せずに、必ず医師や看護師、薬剤師に相談しましょう。
症状にあわせてステロイド(塗り薬)などの使用、リトゴビの服用量の調節や服用をお休みすることがありますので、担当の医師の指示に従いましょう。
爪が浮いたり、剥がれてきたときは、爪と皮膚が離れないように包帯やテーピング、絆創膏などで固定しましょう。テーピングや絆創膏を交換するときに、無理に剥がそうとすると爪を傷めることがあります。無理せずに、丁寧に剥がしましょう。
爪の周囲に炎症がある場合は、丁寧に洗浄して清潔を保ち、医師の指示に従って適切に対処しましょう。
症状があらわれても「保清・保湿・保護」は、重症化を予防するためにとても大切です。継続的な爪のケアを心がけましょう。また、爪のケアが不十分な場合は基本に立ち返って実践しましょう。(「日常生活からできるセルフケア」は、こちら)

症状があらわれた場合の対処方法

  • ご自身で判断せず、必ず医師や看護師、薬剤師に相談する
  • 症状にあわせて、ステロイド(塗り薬)などを使用する場合がある
  • 爪と皮膚が離れないように、包帯やテーピング、絆創膏などで固定する
  • 無理に爪を切らず、爪用やすりを用いて丁寧に整える
  • 症状があらわれても、継続的な爪のケアを実践する

爪と皮膚が離れないように固定する
無理にテーピングを剥がすと、爪を傷めたり、爪が剥がれたりするので、ゆっくりと丁寧に剥がす

日常生活からできるセルフケア
3つのポイント
保清 清潔に保つ 保湿 潤いを保つ 保護 刺激を避ける 保清 清潔に保つ 保湿 潤いを保つ 保護 刺激を避ける

症状があらわれた場合の対処方法は、動画でもご紹介しています。ぜひご覧ください。

監修: 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 山﨑 直也 先生
国立がん研究センター中央病院 薬剤部 久保 晶子 先生