治療を始める前に
治療を始める前に必ずご確認いただきたいことには、以下のようなものがあります。
ロンサーフってどんな薬?
ロンサーフは2014年に大腸がん(結腸がん、直腸がん)の治療薬として発売され、2019年に胃がんの適応が追加されました。
この薬は、トリフルリジンとチピラシル塩酸塩という2種類の成分を配合し、1つの錠剤とした飲み薬です。
ロンサーフには、15mg錠と20mg錠の2種類の用量があり、これらを単独あるいは組み合わせて服用します。
「治療日記」を活用しましょう!
ロンサーフは飲み薬ですので、通院して治療を行うことが多く、薬の服用状況や体調の変化をご自身で管理していただくことがとても大切です。
特に、注意すべき副作用として「骨髄抑制が原因の感染症」が現れることがあるので、服用後は38℃以上の発熱、さむけ、せき、のどの痛みなどの症状の発現に十分な注意が必要です。
「治療日記」は、薬の服用状況や、毎日の生活の中でいつもと違った症状や体調の変化などを記録していただくための日記帳です。
患者さんが毎日記録したふだんの状況を、担当の医師や看護師、薬剤師が把握することで、より安全で良質な治療が行えます。
通院時には、治療日記を持参して、担当の医師や看護師、薬剤師に見てもらってください。また、わからない点を相談するためにもご活用ください。