ハイイータン錠の副作⽤は?
ハイイータン錠の副作⽤は?
●主な副作⽤と発現時期の⽬安
ハイイータン錠の服用中に副作用が現れることがあります。副作用の発現には個人差があり、すべての患者さんに同じ症状が現れるとは限りません。
主な副作用
気になる症状やいつもと違うと感じるときは、次の診療日を待たずに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。
発現時期の目安
こちらは目安であり、発現時期には個人差がありますのでご注意ください。
●特に注意すべき副作⽤
- ●すべての副作用が現れるということではなく、発現時期や程度は患者さんによってさまざまです。
- ●副作用には、自分でわかるものと、検査でわかるもの(肝機能障害や腎機能障害など)があります。
- ●あらかじめ予想される副作用を知り、対策を立てておくことで、予防したり、症状を軽くしたりすることもできます。副作用が現れても早めに適切に対処すれば、症状が重くなるのを防ぐことも可能です。
間質性肺疾患
発現頻度 約100人に1人
間質と呼ばれる肺胞の壁に炎症が起こり、肺の機能が低下することがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。
- 痰のない咳(からせき)がでる
- 階段を登るときなどに息苦しくなる、息切れがする
- 発熱
注意事項と対策
- せき、息切れ、発熱など、かぜによく似た症状が起こることがあります。
かぜをひいたと自分で判断しないで、すぐに担当の医師に連絡しましょう。
体液貯留
発現頻度 約5人に4人
体液貯留は体に水がたまる状態で、むくみがみられることがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。
- 全身症状:手足のむくみ、靴を履きにくい、体重の増加、お腹の張りなど
- 呼吸器症状:息切れ、息苦しさなど
注意事項と対策
- 医師より、尿を出しやすくする薬や医療用ストッキングの使用、足を高くするなどの対処法が指示されることがあります。
- 毎日体重を測定し、治療日記に記録しましょう。
肝機能障害
発現頻度 約2人に1人
肝臓の機能が障害される「薬物性肝障害」が引き起こされ、肝臓が正常に働かなくなることがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。
- 倦怠感
- 食欲不振
- 発熱
- 皮膚や目の色が黄色くなる
- 発疹
- 吐き気・おう吐
- かゆみ など
注意事項と対策
- 普段から、皮膚や目の色が黄色くなったり、尿が黄褐色になったりしていないか、確認しましょう。
- 症状が現れず、検査をしないとわからないことがありますので、担当の医師の指示に従い、定期的に肝機能検査を受けましょう。
腎機能障害
発現頻度 約5人に1人
腎臓の機能が低下することがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。
- 尿量が減る
- むくみ
- 倦怠感
注意事項と対策
- 普段から、排尿の回数や量に注意しておきましょう。
- 症状が現れず、検査をしないとわからないことがありますので、担当の医師の指示に従い、定期的に腎機能検査を受けましょう。