ハイイータン錠の副作⽤は?

ハイイータン錠の副作⽤は?

主な副作⽤と発現時期の⽬安

ハイイータン錠の服用中に副作用が現れることがあります。副作用の発現には個人差があり、すべての患者さんに同じ症状が現れるとは限りません。

主な副作用

主な副作用 体液貯留 頭痛 間質性肺疾患 肝機能障 吐き気・おう吐 食欲不振 腎機能障害

発現時期の目安

こちらは目安であり、発現時期には個人差がありますのでご注意ください。

特に注意すべき副作⽤

  • 間質性
    肺疾患
  • 体液貯留
  • 肝機能
    障害
  • 腎機能
    障害
  • すべての副作用が現れるということではなく、発現時期や程度は患者さんによってさまざまです。
  • 副作用には、自分でわかるものと、検査でわかるもの(肝機能障害や腎機能障害など)があります。
  • あらかじめ予想される副作用を知り、対策を立てておくことで、予防したり、症状を軽くしたりすることもできます。副作用が現れても早めに適切に対処すれば、症状が重くなるのを防ぐことも可能です。

間質性肺疾患

発現頻度100人に1

間質と呼ばれる肺胞の壁に炎症が起こり、肺の機能が低下することがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。

  • 痰のない咳(からせき)がでる
  • 階段を登るときなどに息苦しくなる、息切れがする
  • 発熱

注意事項と対策

  • せき、息切れ、発熱など、かぜによく似た症状が起こることがあります。
    かぜをひいたと自分で判断しないで、すぐに担当の医師に連絡しましょう。

体液貯留

発現頻度5人に4

体液貯留は体に水がたまる状態で、むくみがみられることがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。

  • 全身症状:手足のむくみ、靴を履きにくい、体重の増加、お腹の張りなど
  • 呼吸器症状:息切れ、息苦しさなど

注意事項と対策

  • 医師より、尿を出しやすくする薬や医療用ストッキングの使用、足を高くするなどの対処法が指示されることがあります。
  • 毎日体重を測定し、治療日記に記録しましょう。

肝機能障害

発現頻度2人に1

肝臓の機能が障害される「薬物性肝障害」が引き起こされ、肝臓が正常に働かなくなることがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。

  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 発熱
  • 皮膚や目の色が黄色くなる
  • 発疹
  • 吐き気・おう吐
  • かゆみ など

注意事項と対策

  • 普段から、皮膚や目の色が黄色くなったり、尿が黄褐色になったりしていないか、確認しましょう。
  • 症状が現れず、検査をしないとわからないことがありますので、担当の医師の指示に従い、定期的に肝機能検査を受けましょう。

腎機能障害

発現頻度5人に1

腎臓の機能が低下することがあります。
以下のような症状が出現した場合は、すぐに担当の医師、看護師、薬剤師に連絡してください。

  • 尿量が減る
  • むくみ
  • 倦怠感

注意事項と対策

  • 普段から、排尿の回数や量に注意しておきましょう。
  • 症状が現れず、検査をしないとわからないことがありますので、担当の医師の指示に従い、定期的に腎機能検査を受けましょう。