肺がんと遺伝子変異

肺がんと遺伝子変異

肺がんにはどんな種類がある?

肺がんには、「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」があります。肺がん患者さんのうち、8割以上が非小細胞肺がんです。

非小細胞肺がんは、がん細胞の中に遺伝子変異(遺伝子の異常)があるかないか、また、どの遺伝子に異常があるかによって、さらに細かく分けられます。遺伝子変異のタイプはいくつかあり、MET 遺伝子変異はそのうちの一つです。

進行した肺がん患者さんの場合は、遺伝子変異のタイプに応じて効果が期待できるお薬を選択します。

国立研究開発法人 国立がん研究センター がん情報サービス
(https://ganjoho.jp/public/cancer/lung/treatment_nsclc.html)(2025年4月参照)より作図

MET遺伝子変異はどのくらいの頻度でみつかるの?

MET遺伝子変異は、非小細胞肺がんの約3%に認められます1)。高齢者に多く、性別や喫煙歴の有無にはあまり関係しません。

1)Tong JH et al.: Clin Cancer Res. 2016; 22(12): 3048-56.