抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞にもダメージを与えることがあるため、治療中には何かしらの副作用があらわれる可能性があります。
                        抗がん剤による治療を行うときは、副作用を上手にコントロールしながら治療を続けていくことがとても大切です。
副作用があらわれた場合には、医師は抗がん剤を減らしたり、症状に対処するための薬を処方することがあります。
                        また、あなた自身で予防・対処できることもありますので、予想される副作用については、いつ頃どのようにあらわれるかを事前に知っておくことが大切です。
                        副作用が、これぐらいひどくなったら薬を飲むのをやめて医師に連絡するという目安を、医師と事前に話し合っておくことも大切です。
                        そうすれば、安心して治療にのぞむことができます。
副作用は検査でわかるものと、自分でわかりやすいものがあります。
副作用の発現には個人差があり、症状や程度、あらわれる時期はさまざまです。
10人中、何人にあらわれるかを以下に示しています。
※あらわれる副作用の種類や程度は患者さんにより異なります。
次のような症状に気づいたら、すみやかに、担当の医師、薬剤師に連絡してください。
 熱が出る
熱が出る のどが痛む
のどが痛む せきが出る
せきが出る おなかが痛い
おなかが痛い 口内炎ができる
口内炎ができる 発疹・手足の皮膚炎
発疹・手足の皮膚炎 皮膚や目が黄色くなる
皮膚や目が黄色くなる 皮膚にあざができる
皮膚にあざができる 涙が出る
涙が出る 尿が茶色っぽくなる
尿が茶色っぽくなる 鼻や歯ぐきから出血する
鼻や歯ぐきから出血する 体がだるい
体がだるい 吐き気がする
吐き気がするこれ以外にも、気になる症状がある場合は必ず担当の医師、薬剤師に連絡してください。