大鵬薬品が社会に貢献し続けるために必須なのは、デジタルを活用しながらトランスフォーム(Transformation)していくこと。変革を進めることで生まれる新たな機会(Chances)を更なる成長に繋げます。
イノベーションDX:現在実施できていないこと、現在の延長線上にはない成果をデジタルにて創出。
オペレーションDX:保有しているデータを活用する、組織の生産性効率性を突き詰める。
管掌役員のもと、デジタル・IT統括部内に全社DXの推進機能を設置しています。
また、各本部にDX担当者を任命し、全社横串での連携、情報共有の場を用意しています。
大鵬薬品のDXを推進するため、人財類型のDXGを定義し、リテラシー教育と高度な教育の2つを実行します。G人財を育成するためのリテラシー教育、およびスペシャリストであるDおよびX人財の育成を行い、DX推進者として業務を通じて活躍する体勢を構築します。また、オープンバッジの活用により、人財類型、スキルや経験の可視化を行っていきます。
AWSやAzure等のクラウド基盤を活用して、DXを推進する環境の構築を行っています。また、Microsoft 365基盤を利用し、情報共有の促進を図っています。環境を使うのは人であることから、DXG人財の育成を通じて、IT基盤の効果的な活用によるDXの実現を目指しています。
*TAITAN:Taiho Azure Integrated Technological data Analytics Network
エクサウィザーズ社のDXスキルアセスメント&LearningのサービスであるDIAを導入し、全社員のDXスキル、素養を可視化しています。さらに分析結果をDX人財育成の施策に結び付け、リテラシー教育とスペシャリストの育成を進め、全社員をDXG人財に変革させる方向に進めています。
DX道場は、「業務の効率化」・「デジタル技術を活用できる人財の育成」を目的に立ち上げた内製ハンズオン研修です。
「デジタル技術初心者」だった受講者たちは、1年かけて、Power Platformの扱いなどを互いに学び合い、実務に役立つアプリを自ら開発しました。
DX推進の社内風土醸成等を目的に、DXG dayを毎年開催しています。
過去には、役員との対話、アセスメント優秀者の表彰、生成AIハンズオン等のコンテンツを実施しました。
大鵬薬品の研究本部では創薬トランスフォーメーションを進めています。
新規化合物を合成するロボットの導入により、当社の化合物ライブラリーの拡充を行っています。
情報セキュリティポリシーの策定と組織運営
当社は、情報セキュリティポリシーを策定し、全従業員に対して定期的な教育を行っています。また、TAIHO-CSIRTを構築し、セキュリティのインシデントの特定、防除、検知、対応、復旧に取り組んでいます。TAIHO-CSIRTでは、定期的に訓練を実施し、早期検知から復旧までを迅速に行っています。
セキュリティシステムの導入と監視
当社は、EDR等のセキュリティシステムを導入し、24時間365日でシステムの監視を行っています。不正アクセスの検知や監視を行い、早期に対応するための体制を整えています。
データの暗号化とアクセス制御
当社は、重要なデータを暗号化することで、情報の漏洩や改ざんを防止しています。また、アクセス制御のために、 USBデバイス制御やセキュアなクラウドサービス等を活用し、社内のネットワークやシステムへのアクセス権を厳密に管理し、不正なアクセスを防止しています。
リスク評価とセキュリティ対策の継続的改善
当社は、定期的なリスク評価を行い、セキュリティ対策の継続的な改善を行っています。新たな脅威や脆弱性に対しても迅速に対応し、対策を実施しています。
従業員教育と意識向上の推進
当社は、定期的なセキュリティ教育プログラムを従業員に提供しています。従業員のセキュリティに対する理解と関与を高めるため、階層別等の教育プログラムを通して、情報セキュリティの重要性を共有しています。