DXへの取り組み

DXビジョン

大鵬薬品が社会に貢献し続けるために大事なのはデジタルを活用しながらトランスフォーム(Transformation)していくこと。大鵬薬品の社員は新しいことに挑戦し変革を進めることで、偶発的に生じる機会(Chance)を活かし価値を紡ぎます。

全社DX方針

  1. 大鵬薬品のDXは X を追求します
    DXの本質をX(変革)と捉え、D(デジタル)を活用して自社のXを実現します。
  2. 全社員の率先により、成果を創出します
    イノベーションDXとオペレーションDXを進めます。
  3. DXG人財を育成します
    変化に適応し、様々な場面で成果を生み出す人財を育成します。

イノベーションDXとオペレーションDXの推進

イノベーションDX:現在実施できていないこと、現在の延長線上にはない成果をデジタルにて創出。
オペレーションDX:保有しているデータを活用する、組織の生産性効率性を突き詰める。

DX推進体制

管掌役員のもと、デジタル・IT統括部内に全社DXの推進機能を設置しています。
また、各本部にDX担当者を任命し、全社横串での連携、情報共有の場を用意しています。

DXG人財育成

大鵬薬品のDXを推進するため、人財類型のDXGを定義し、リテラシー教育と高度な教育の2つを実行します。G人財を育成するためのリテラシー教育、およびスペシャリストであるDおよびX人財の育成を行い、DX推進者として業務を通じて活躍する体勢を構築します。また、オープンバッジの活用により、人財類型、スキルや経験の可視化を行っていきます。

ITインフラ:データ分析基盤(TAITAN*)

AWSやAzure等のクラウド基盤を活用して、DXを推進する環境の構築を行っています。また、Microsoft 365基盤を利用し、情報共有の促進を図っています。環境を使うのは人であることから、DXG人財の育成を通じて、IT基盤の効果的な活用によるDXの実現を目指しています。
*TAITAN:Taiho Azure Integrated Technological data Analytics Network

DX取り組み事例

アセスメントとe-learningによる人財育成

エクサウィザーズ社のDXスキルアセスメント&LearningのサービスであるDIAを導入し、全社員のDXスキル、素養を可視化しています。さらに分析結果をDX人財育成の施策に結び付け、リテラシー教育とスペシャリストの育成を進め、全社員をDXG人財に変革させる方向に進めています。

研究業務の自動化

大鵬薬品の研究本部では創薬トランスフォーメーションを進めています。
新規化合物を合成するロボットの導入により、当社の化合物ライブラリーの拡充を行っています。

情報セキュリティ

情報セキュリティポリシーの策定と組織運営
当社は、情報セキュリティポリシーを策定し、全従業員に対して定期的な教育を行っています。また、TAIHO-CSIRTを構築し、セキュリティのインシデントの特定、防除、検知、対応、復旧に取り組んでいます。TAIHO-CSIRTでは、定期的に訓練を実施し、早期検知から復旧までを迅速に行っています。

セキュリティシステムの導入と監視
当社は、EDR等のセキュリティシステムを導入し、24時間365日でシステムの監視を行っています。不正アクセスの検知や監視を行い、早期に対応するための体制を整えています。

データの暗号化とアクセス制御
当社は、重要なデータを暗号化することで、情報の漏洩や改ざんを防止しています。また、アクセス制御のために、 USBデバイス制御やセキュアなクラウドサービス等を活用し、社内のネットワークやシステムへのアクセス権を厳密に管理し、不正なアクセスを防止しています。

リスク評価とセキュリティ対策の継続的改善
当社は、定期的なリスク評価を行い、セキュリティ対策の継続的な改善を行っています。新たな脅威や脆弱性に対しても迅速に対応し、対策を実施しています。

従業員教育と意識向上の推進
当社は、定期的なセキュリティ教育プログラムを従業員に提供しています。従業員のセキュリティに対する理解と関与を高めるため、階層別等の教育プログラムを通して、情報セキュリティの重要性を共有しています。