大鵬薬品は 4つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。これらのマテリアリティ(重要課題)に、全社一体となって取り組みます。そして、患者さんとその家族、医療関係者、生活者、取引先など、ステークホルダーの皆さまへの透明で責任ある情報開示と対話を行うことで、社会課題 の解決に取り組み、自らの持続的な成長と健康で持続可能な社会の実現に貢献します。
マテリアリティ(重要課題) | 戦略 | 2028年目標 |
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アンメットメディカルニーズに 対応した研究開発 |
がん領域を中心としたアンメットメディカルニーズの充足に貢献し、世界中の患者さんに新薬と笑顔を届けるため、大鵬独自の創薬技術を主軸に研究・開発を推進し、バイオベンチャーへの投資やアカデミアとの連携を通じて、自社でアクセスが難しいモダリティや最先端のアイデア・技術を取り入れ、イノベーションを創出します。 そして、大鵬薬品は、これからも革新的な新薬とソリューションを提供し続けます。 |
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コーポレートガバナンスの強化
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グローバルで事業環境が大きく変化するなか、信頼性保証・品質保証や安定供給などの経営リスクを低減するため、機能軸毎の連携・つながりを深め、リスクマネジメントを通じて、重要リスクが機能軸毎に共有・管理される体制を構築します。 そして、大鵬薬品は、コーポレートガバナンス体制を継続的に見直し、強化します。 |
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企業理念の浸透・組織風土醸成
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多様な価値観・意見・経験を掛けあわせ、イノベーションを起こす生命関連企業であり続けるため、ステークホルダーと対話し、すべきことを考え、行動する大鵬マインド・行動規範を浸透・継承します。 そして、大鵬薬品は、社会の変化を成長の糧にでき、文化・人種・ジェンダー・病など一人一人の違いや人権を尊重できる人財を育成します。 |
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カーボンニュートラル
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気候変動に伴う自然災害や社会問題のリスクを低減するため、脱炭素につながる施策の実施や環境配慮型資材の導入などを行います。 そして、大鵬薬品は、パリ協定で定められた国際的な⽬標・指標に基づいた事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという大塚グループ2050年環境ビジョン「ネットゼロ」を目指します。 |
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大鵬薬品が取り組む社会課題24個について、ESG分類と、貢献するSDGsのターゲットを整理しました。
これらの社会課題は、ステークホルダー視点と経営視点の2軸からなる重要度マップで評価しています。
※本マトリクス表は、ESG/SDGsコンサルタント笹谷秀光氏の手法にて整理しています。
SDGs貢献への現状と今後の課題の分析
全社横断的組織であるサステナビリティ推進委員会を設置しました。大鵬薬品のバリューチェーン全体において、SDGsへの現状の取り組みと今後取り組むべき課題を、SDGsの169ターゲットに貢献する観点で紐づけを行い、現状を可視化しました。これらをさまざまなガイドラインやフレームワーク(ISO26000、GRIスタンダード、SASB、SDGsなど)を参考に大鵬薬品が取り組む社会課題をリストアップしました。
大鵬薬品が取り組む社会課題の絞り込みと重要度マップでの評価
サステナビリティ推進委員会にて、社会課題の候補 について、中長期でSDGsと社会課題解決に貢献する観点で協議を重ね、候補を絞っていきました。絞った候補を、経営視点とステークホルダー視点の2軸にて長期的観点で重要度を評価し、重要度マップにプロットしました。
同業他社や取引先などステークホルダーへのヒアリングと、外部有識者の意見交換を実施し、客観性と妥当性を精査
マテリアリティについて、大塚ホールディングス、グループ会社、同業他社、取引先、サプライヤーなどのステークホルダーに対してヒアリングを実施し、大鵬薬品への期待やご意見を取り入れました。さらに、より専門的な第三者意見を取り入れるため、外部有識者としてESG/SDGsコンサルタントの笹谷秀光先生を招聘し、経営層との意見交換会を実施しました。
マテリアリティ(重要課題)の特定
マテリアリティ(重要課題)案について、経営層との協議を経て、最終的にマテリアリティ(重要課題)を4つ特定しました。
サステナビリティ推進委員会において、主管部門を中心に、マテリアリティ(重要課題)の目標・KPIに対する進捗を報告し、目標達成に向けて取り組んでいます。