ニュースリリース

2009年07月21日
大鵬薬品工業株式会社

シンガポールにおけるTS-1の販売承認取得について

大鵬薬品工業株式会社(本社:東京、社長:宇佐美 通)は、7月13日シンガポールにおいて、経口フッ化ピリミジン系抗癌剤「ティーエスワンカプセル 20・25(以下、「本剤」とする)」の販売承認を取得いたしました。本剤は、当社が創製し現在アジアでは、日本、韓国、中国において販売を行っています。

シンガポールでは「胃癌の術後補助化学療法」を適応症として承認を受け、導出先である現地のPharmaforte社(本社:シンガポール、社長: Kwan Yew Huat)が、「TS-ONE」の商品名で本年8月より販売を開始する予定です。

本剤は経口抗癌剤として日本では1999年より発売開始され、これまでに7癌腫(胃癌、頭頸部癌、結腸・直腸癌、非小細胞肺癌、手術不能又は再発乳癌、膵癌、胆道癌)に対して幅広い施設で多くの臨床実績をあげ多くの患者さんの延命に寄与しております。特に胃癌では標準的治療薬として確立されています。

シンガポールでは、既に多くの癌関連施設からの問い合わせや早期発売の希望がPharmaforte社に多く寄せられています。シンガポールはアジアで行われる臨床研究の拠点施設が集まっていることもあり、本剤の承認により今後癌の化学療法領域におけるアジアでの開発研究への寄与が一層期待されます。

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