コンシューマーヘルスケア

人びとの健康で愛情豊かな暮らしのために
情報力・企画力を駆使し、販売店をバックアップ

コンシューマーヘルスケアMRは、主にチオビタ、ソルマック、ハルンケアなど、薬局・薬店、ドラッグストアで購入できるOTC(Over The Counter)医薬品などの販売を担当しています。近年、超高齢社会、人口減少が大きく取り沙汰されており、それに伴い急増する医療費をいかに抑制するかが、未来に向けた大きな課題となっています。「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されるセルフメディケーションは、今後さらに拡大します。それを裏付ける国策として、2017年1月から「セルフメディケーション税制」がスタートしました。医療費削減効果が著しく高いと認められるものも対象に加え、2026年まで期間が延長されることになりました。OTC医薬品の利用促進を啓発していくことは製薬会社の果たすべき非常に重要な役割となります。大鵬薬品では、多様な症状に対応するOTC医薬品のラインアップをそろえるとともに、さまざまなプロモーションを展開し、生活者への訴求力を高めています。
大鵬薬品の中で生活者と一番近い距離にいるコンシューマーヘルスケアMRは、「存在感」を示すべく、地域ごとに訴求効果の高い売り場づくりやアイデアあふれるPOPの制作、生活者イベントの提案などを積極的にサポート。
さらに、疾病や症状としてのお悩みが多い軽い尿もれ・頻尿、肝臓機能障害、脂肪過多症など、ニーズが高いものの正確な情報がなかなか伝わっていない現状をふまえ、薬剤師や登録販売者を対象にした勉強会を開催するなど、啓発活動に力を入れています。また、コンビニエンスストアや食品スーパーでは、指定医薬部外品であるチオビタやソルマックの訴求力を高めています。コンシューマーヘルスケアMRは、生活者に対し「存在感」を示すとともに「地域性」を重視したきめ細かい提案でお客さまの健康づくりに貢献しています。

生活者に選ばれつづけるブランド作りに挑戦

コンシューマーヘルスケアのマーケティングチームは、日本市場および海外市場(主にASEAN・東アジアなど)の外部環境に関する情報収集や分析を行っています。特に昨今の技術革新のスピードはめざましく、生活者の健康課題に対する解決方法もデジタルを使用したサービスまで登場し、多種多様な広がりをみせています。また、ダイバーシティ&インクルージョンなどの価値観が尊重される中で、高度経済成長期のような統一した価値観を訴求できればモノが売れる時代ではなくなっています。このようなVUCAな時代でも、当社商品と出会い、体験いただき、数多くある商品やサービスの中から大鵬ブランドを選択していただく努力が必要です。そのためには、生活者のインサイトを探求することがとても重要であり、またインサイトを満たすコアベネフィットを生活者に届けるマーケティングが実践できれば生活者に選ばれ続けるブランドになれると考えています。このインサイトは文化や時代背景によって影響を受けるため、日本で成功したことが海外では当てはまらない、10年前に通用していた戦略が今では機能しないということがあります。そのため、常に生活者中心に物事を考え、マーケティングを実践する必要があると考えています。
大鵬薬品の代表ブランドであるチオビタ・ドリンクは、数多くの生活者に支えていただき、2024年2月に60周年を迎えます。このようなブランドを今後も世に残していきたいと考えています。これからも生活者に選ばれ続けるブランドを目指して、生活者中心にマーケティング活動を推進し、大鵬薬品も持続的な成長を目指していきます。