チーム医療を支える高度な情報提供で
患者さん一人一人の最適な治療に貢献する
近年では、患者さんの高齢化やQOLの追求、医療経済という考え方の導入および医療技術と医薬品の進歩を背景に、医療は複雑化・高度化しています。医療の現場では患者さんを中心にして、メディカルスタッフがそれぞれの職種を尊重し、専門性を発揮しながら、治療をトータルにサポートするチーム医療が主体となっています。大鵬薬品では、医療のニーズにいち早く対応するため、がん領域においては抗がん剤を用いた治療法の提案に加え、悪心・嘔吐、疼痛など、抗がん剤による副作用やがんの痛みに対するサポーティブケアにも注力し、がんのトータルケアを目指した製品も発売しています。大鵬薬品のMR(Medical Representatives)は、多くのメディカルスタッフと綿密に連携を取りながら、営業支援・顧客管理システムに収集した情報を分析・検討し、患者さんファーストの適切な情報提供を行っています。特にがん領域においては、外科系、内科系、緩和ケア科など幅広い診療科への対応力が求められます。製薬メーカーとしても高度な情報提供を求められることから、より高い専門知識を身につけたMRを育成し、患者さんを中心としたチーム医療に貢献できるよう、全社をあげてサポート体制を整えています。また、医療用医薬品の製品情報および適正使用情報を科学的かつ公平に伝達するため、ウェブセミナーの企画運営およびパンフレット、ホームページコンテンツなど製品情報資材の企画制作を社内関連部門と連携し行っています。
世界市場での製品価値の最大化を担う
世界中の患者さんに大鵬薬品ブランドの医療用医薬品をお届けできるよう、製品のライフサイクルマネジメントを通じ、社内関連部門および海外子会社、提携会社などと連携してそれらの製品価値を最大限に高めるための役割をマーケティング部門が担っています。製品ごとにブランドマネージャーを置き、国内における主要製品の戦略立案、推進、検証ならびに販売活動支援を、そして製品価値最大化の観点から、フェーズII以降の新薬開発計画立案に対する提言も行っています。さらにグローバル化に向け、海外子会社および海外提携会社と連携し、製品戦略の共有・提案・実行支援を行っています。