生産

「よりよい品質 より健康に 幸せに」の品質方針のもと、常に最高品質に挑戦

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医薬品、医薬部外品などの製品ごとに最適な生産、品質管理体制を構築し、製品の品質・安全性を追求しています。医薬品の生産においては、これまで培ってきたノウハウを生かし、欧米などの国際的な水準を満たした、業界をリードする万全な品質保証体制を確立しています。また、部門間で情報を共有し、現場のニーズや社会課題の把握に努め、迅速な対応を心がけています。これからも弊社製品を使用される皆さまにとっての最高品質を安定的に供給するとともに、さらなる技術の向上に努めてまいります。

グローバル基準の品質保証
安心・安全な製品づくり

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大鵬薬品は、主力工場である徳島工場をはじめ、2013年5月に徳島で2カ所目の工場として竣工した北島工場、そして埼玉、犬山の計4つの工場が連携しながら生産工程の最適化を図り、さらに自ら厳しい品質管理基準を設け、医療用医薬品、OTC医薬品、医薬部外品を製造しています。特に、抗がん剤に関しては他の医薬品と製造エリアを分離し、最先端の設備を整えクローズド化を確保した専用工場において、万全な品質管理を行っています。いずれの工場においてもGMP※1基準を順守し、中でも北島工場は米国当局の査察、徳島および埼玉工場は米国、欧州当局の査察を受け、適合の評価を得るなど、国際的な水準を満たしています。さらに良き企業市民として環境保全にも最優先で取り組んでおり、徳島、北島、埼玉の各サイトで環境マネジメントの国際規格「ISO14001」を取得しています。

また、生命に関わる医薬品は常に安定的に供給できなければなりません。大規模な地震や風水害等の自然災害、感染症が発生した場合においても、事業活動への影響を最小化し、製品の安定供給が継続できるよう、事業継続計画(BCP)※2を策定しています。2016年5月には抗がん剤の安定供給に関して事業継続マネジメントの国際規格である「ISO22301」を取得し、有事においても社会からの要請に応えるべく抗がん剤の安定供給を可能とする体制を構築しています。「ISO22301」認証取得は、組織が国際規格に適合した事業継続の枠組みを備え運用していることを示すものです。また、大塚グループ全体で、有事においても事業活動への影響を最小化するための対策・体制の強化に努めており、毎年、自然災害発生や感染症拡大等を題材とした合同シミュレーション演習を実施し、実効性を踏まえた連携体制を確認しています。

※ 1 GMP:Good Manufacturing Practice(医薬品および医薬部外品の製造および品質管理に関する基準)
※ 2 BCP:Business Continuity Plan(事業継続計画)

徳島工場 錠剤、カプセル剤、顆粒剤、注射剤、ドリンク剤などさまざまな剤形の医薬品、医薬部外品を製造しています。
北島工場 抗がん剤を製造しています。
埼玉工場 医薬品の原薬を製造しています。
犬山工場 生薬製剤の原料を製造しています。

クオリティーカルチャー醸成に向けた取り組み

大鵬薬品の各生産拠点において、GMP対応業務のレベル向上とクオリティーカルチャーの醸成を目指した「GMP推進活動」を展開しています。品質に関わる全ての社員に対して、最新のGMPや製造技術に対応するための教育プログラムを継続的に提供し、資格取得に向けた学習支援、工場全体のコミュニケーション向上を目指した対話集会など、多岐にわたる活動に積極的に取り組んでいます。さらに、ペイシェントセントリシティ2を重要な要素として取り入れ、患者さんの視点に立った製品の品質向上を目指しています。

大鵬薬品は、医薬品を必要とする全ての人々に対し、高品質な製品を安定してお届けするため、クオリティーカルチャーの醸成に社員一丸となって取り組んでいます。

※1 クオリティーカルチャー:大鵬薬品の品質方針「より良い品質 より健康に 幸せに」に基づいた、品質に関わる従業員が共有すべき信念、価値観、行動規範
※2 ペイシェントセントリシティの取り組み:医薬品の治療効果を追求するだけでなく、患者さんの声を活かし、生活の質全体に配慮した医療を目指す取り組み

グローバル生産拠点 北島工場

北島工場は、2013年に大鵬薬品の抗がん剤のグローバル生産拠点として竣工しました。2016年には新たな治験薬製造工場が竣工し、今後大鵬薬品のグローバルビジネスの進展とともに、製造施設のさらなる拡充を目指しています。