「人財」育成

患者さんのことを思い、自ら考え行動できる『人間力』を養う

「薬づくりは人を育てるところから」というのが、大鵬薬品の「人財」育成の基本方針です。大鵬薬品の社員には、医薬品に対する専門的知識や高度なスキルの習得が求められると同時に、常に情報を収集し、分析する力が必要です。また、医薬品に関わる仕事は、人の生命に向き合う仕事です。高度な知識やスキルを持っていたとしても、人を思いやる気持ちがその根底になくてはなりません。大鵬薬品では人間性を重視し、多角的な視野や創造力を持ち、新しいことにチャレンジし続ける「人財」を育成するためのさまざまな教育カリキュラムを構築しています。新入社員導入研修、MR認定試験対策に始まり、現場に配属された後も必要とされるスキル(技能)の研修を継続的に実施しています。

主な研修制度

新人合同研修

新入社員を対象に、社会人としてのスキル・知識・会社の組織について学びます。各部門の業務内容の紹介、ビジネスマナー研修・ビジネススタンス研修、ITの基本研修などを学びます。

階層別研修

特定の階層に必要なスキルやマインドを学びます。受講時期は、特定の昇格時になります。

公募・自由参加型研修

DX人財育成プログラムやキャリアデザインセミナーなどの開催を始めとして、学びたいとき・考えたいときに自由に学べるコンテンツを年々拡充しています。

主なキャリア開発支援制度

自己啓発制度

大鵬薬品では自己啓発制度として「通信教育受講料援助制度」があります。2020年では年間約500人が利用し、社員一人ひとりがスキルアップを図っています。

資格取得援助制度

資格取得者に対し奨励金制度を用意し、社員のスキルアップを奨励しています。

キャリア相談

自己探索・自己理解を深める「キャリアデザインシート」を使用して5~10年先のキャリアについて上司とオープンに語り合う「キャリア対話」を推進しています。また、社内のキャリアコンサルタント有資格者によるキャリア相談の場も設けています。

配置希望申告

あらたな分野や海外勤務などにチャレンジしたい!といった前向きなキャリア希望を申告する機会を設けています。

医療現場で信頼されるMRを育成するために

個々のMRが高度な専門性を発揮しやすい「領域別MR制」への移行

2020年以降、新型コロナウイルス(COVID-19)をきっかけに医薬品のプロモーション環境は変革期を迎え、デジタル・プロモーションの割合が大きく増加しました。その中で、医師をはじめとする医療関係者がMRとの面談に割く時間・回数は減少し、その流れは2024年以降の「医師働き方改革」施行によりさらに加速するものと思われます。
 一方で「人」を介したコミュニケーションの意義が減少したわけではなく、MRが医療関係者を訪問し、面談・対話を通じて潜在的な問題点や課題を発見する力や、医療関係者・患者さんに寄り添い共感する力が今後さらに問われていくことになると予想します。
 そのためには、一回の面談で医療関係者のニーズを満たすだけの圧倒的な専門知識と対話スキルが不可欠であり、大鵬薬品では個々のMRがより専門性を発揮しやすい「領域別MR制」への移行を予定しております。

【領域別MR制への移行】(イメージ)

領域専門MR育成に向けた教育プログラム

「領域制」を導入しただけで高度な知識を持つMRが生まれるわけではなく、大鵬薬品では専門MR育成に向けて様々な教育プログラムを実施していく予定です。集合研修(オンライン研修)による基礎/最新知識の習得をはじめ、所課単位・小グループ単位で開催される「振り返り研修」「ワークショップ」「論文抄読会」等により、まずはベースとなる知識レベルを高めていきます。  
 併せて定期的な外部アセスメントを挟むことで個々の学習深達度の評価を行い、選抜者に対しては外部業者による対話スキル向上プログラムや国内外の医学薬学関連学会への参加機会も設けていきます。これらを適切に組み合わせることで、「オンコロジー領域におけるNo.1 MR」の育成を目指していきたいと考えています。

【高度な専門知識を持つMR育成に向けて】

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『HRアワード2018』で入賞

会員数12万人を擁する人事ポータルサイト「日本の人事部」が主催する『HRアワード2018』で入賞(ノミネート)を受賞しました。