環境マネジメント

環境マネジメント推進体制

統括トップマネジメントを委員長とし、各サイトのトップマネジメント、調達部門、経営企画部門が参加する「環境委員会」を当社の環境に関する意思決定機関として、年2回開催しています。この委員会は「エネエネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」(省エネ法)において定められた全社的な省エネ組織としても機能しています。

また、各サイトの実務者が参加する「環境マネジメント推進部会」を年2回開催し、各サイト間での環境情報の共有を図っています。さらにISO14001認証取得事業所(徳島サイト、埼玉サイト、岡山サイト、北島サイト)だけでなく、オフィス・研究所などすべての事業所において、環境関連法規制の順守や環境負荷・環境リスク低減の取り組みを推進するために、全社の環境マネジメント推進体制を構築しています。

環境マネジメント推進体制

環境マネジメント推進体制

ISO14001の運用

徳島、埼玉、岡山および北島の各サイトでは、環境負荷の低減や環境リスク管理など、厳格な運用が求められる環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証を取得しています。 なお、大塚グループでのガバナンス強化のため、2020年8月に大塚グループにて統合認証を取得しました。

ISO14001認証取得状況
2001年11月:埼玉サイト(単独)
2003年 8月:徳島サイト(単独)
2006年11月:岡山サイト(単独)
2011年11月:大鵬薬品の統合認証移行
2017年 8月:北島サイト追加
2020年 8月:大塚グループの統合認証移行

ISO認定登録証

ISO14001登録証

環境監査

大鵬薬品では、ISO14001の認証を取得しているサイトを対象としてISO14001に基づく内部監査および第三者監査をそれぞれ年1回実施しています。これらの監査で確認された重要な事項は各サイトに水平展開を行い、必要な場合には予防処置や是正処置などの対応を採っています。また、ISO14001の認証を取得していないサイトに対しても「環境マネジメントシステム規程」に基づく内部監査を年1回実施し、法規制の順守状況を中心に環境マネジメントの運用を確認しています。

環境コンプライアンス

全社環境マネジメントシステムやISO14001に基づき、環境法規制や公害防止協定による順守義務を把握して、関係部署において法順守に不備が発生しないよう、内部環境監査にて法順守体制に問題ないことを確認しています。また、内部環境監査とは別に法規制についても定期的に順守評価を実施しています。

大鵬薬品では2023年度、環境関連の事故および重大な環境法令違反はありませんでした。また、過去5年間に環境関連の重大な罰金および過料は発生していません。

緊急事態訓練

大鵬薬品は、事故や災害などにより発生が懸念される環境汚染を最小限するために、各サイトにおいて対応手順を定めて定期的に緊急事態訓練を実施し、不測の事態に対応できるように体制を整えています。
例えば、化学物質の漏洩を想定した緊急事態対応訓練を通して具体的な改善を行い、より実効性のあるものにしています。

環境教育

大鵬薬品では、新入社員への環境教育や、ISO14001に基づく教育、全従業員を対象としたe-ラーニングを利用した環境教育を実施して、従業員の教育・啓発に努め、環境意識の向上を図っています。また、環境上の課題を経営課題の一つとして取り組むために、取締役・執行役員などの経営層を対象とした研修も実施しています。

新入社員への環境教育を実施

新入社員への環境教育を実施