大鵬薬品では、事業活動による環境負荷を効果的に低減するため、環境目標に対する実績を確認しています。また、事業活動に伴う環境への影響を定量的に把握して、環境負荷を全体像として捉えたマテリアルバランスおよび環境会計とともに、様々な環境データの推移を項目別に掲載しています。
環境目標と実績
目標達成に向けた様々な取り組みを行った結果を示しました。今後も、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという大塚グループ2050年環境ビジョン「ネットゼロ」を目指して更なる取り組みを推進してまいります。
重要課題 |
2028年環境目標 | |
---|---|---|
カーボンニュートラル |
Scope1,2:50%削減(2017年比) 自己創出再生可能エネルギーを20%導入 |
Scope1,2:56%削減 自己創出再生可能エネルギー利用率:0.2% |
サーキュラーエコノミー |
単純焼却・埋立 を2019年比で50%削減する |
62%削減 |
ウォーターニュートラル |
水資源管理プログラム全拠点展開
|
自社の対象拠点における水資源管理プログラム調査の実施 |
マテリアルバランス
マテリアルバランスとは、企業の事業活動で必要とされる資源およびエネルギーの量(INPUT)と、事業活動に伴って発生した製品および環境負荷(OUTPUT)を事業活動の全体像として示すものです。大鵬薬品は、これらの環境負荷の削減に取り組むとともに、適正管理に努めています。

水消費量:当社の2024年度の水消費量は117千㎥でした。
水消費量とは、取水された水のうち蒸発や製品の一部として取り込まれるなどして、取水源に直接戻らない水量を示します。水の使用がその下流域の水量に及ぼす影響や、水界生態系を含めた流域規模での水不足の評価に重要な指標です。
データ集計期間 | 2024年1月1日から2024年12月31日までの実績データ |
対象範囲 | 大鵬薬品工業株式会社および岡山大鵬薬品株式会社 |
参考ガイドライン等 | 環境省「環境報告ガイドライン」 環境省・経済産業省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」 経済産業省・国土交通省「ロジスティック分野におけるCO2排出量算定方法 共同ガイドライン」 環境省「PRTR排出量等算定マニュアル」 |
環境会計
大鵬薬品では、環境省の「環境会計ガイドライン2005年版」を参照し、環境負荷の発生の防止、抑制又は回避、影響の除去、発生した被害の回復又はこれらに資する取組のための投資額及び費用額を算出しています。なお、投資額には設備老朽化に伴う更新費用は含めていません。
項目 |
2023年 |
2024年 |
事例 | ||
---|---|---|---|---|---|
投資額 |
費用額 |
投資額 |
費用額 | ||
公害防止コスト |
889.6 |
41.8 |
5.0 |
59.8 |
排水処理等の公害防止に係る費用 |
地球環境保全コスト |
145.8 |
90.9 |
81.2 |
54.6 |
省エネ設備、CO2フリー電力等 |
資源循環コスト |
0.0 |
90.8 |
0.0 |
108.0 |
廃棄物処理費用 |
上・下流コスト |
0.0 |
53.6 |
0.0 |
57.7 |
再商品化委託費用 |
管理活動コスト |
0.0 |
52.9 |
0.0 |
56.1 |
環境外部審査、コンサル費用 |
社会活動コスト |
0.0 |
0.4 |
0.0 |
0.6 |
環境に関連する寄付等 |
環境損傷コスト |
- |
- |
- |
- |
該当なし |
合計 |
1035.4 |
330.4 |
86.2 |
336.7 |
環境データ






