大鵬薬品では、事業活動による環境負荷を効果的に低減するため、目標に対する実績を確認し、環境負荷を定量的に把握しています。ここでは、環境負荷を全体像として捉えたマテリアルバランスおよび環境会計とともに、様々な環境データの推移を項目別に掲載しています。
環境目標と実績
目標達成に向けた様々な取り組みを行った結果を示しました。今後も、事業活動におけるすべての環境負荷をゼロにするという大塚グループ2050年環境ビジョン「ネットゼロ」を目指して更なる取り組みを推進してまいります。
重要課題 |
環境目標 | |
---|---|---|
カーボンニュートラル |
2028年までにCO2排出量を2017年比で50%削減する |
63%削減 |
サーキュラーエコノミー |
2028年までに単純焼却・埋立 を2019年比で50%削減する |
59%削減 |
ウォーターニュートラル |
工場の水管理プログラムを国内全拠点へ展開する |
マテリアルバランス
マテリアルバランスとは、企業の事業活動で必要とされる資源およびエネルギーの量(INPUT)と、事業活動に伴って発生した製品および環境負荷(OUTPUT)を事業活動の全体像として示すものです。大鵬薬品は、これらの環境負荷の削減に取り組むとともに、適正管理に努めています。
水消費量(2023年度):125千㎥
水消費量とは、取水された水のうち蒸発や製品の一部として取り込まれるなどして、再び取水源には戻らない水量を示します。水の使用がその下流域の水量に及ぼす影響や、水界生態系を含めた流域規模での水不足の評価に重要な指標です。
データ集計期間 | 2023年1月1日から2023年12月31日までの実績データ |
対象範囲 | 大鵬薬品工業株式会社および岡山大鵬薬品株式会社 |
参考ガイドライン等 | 環境省「環境報告ガイドライン」 環境省・経済産業省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」 経済産業省・国土交通省「ロジスティック分野におけるCO2排出量算定方法 共同ガイドライン」 環境省「PRTR排出量等算定マニュアル」 |
環境会計
大鵬薬品では、環境省の「環境会計ガイドライン2005年版」を参照し、環境保全コストおよびそれに伴う投資額を算出しました。
項目 |
2022年 |
2023年 |
事例 | ||
---|---|---|---|---|---|
投資額 |
費用額 |
投資額 |
費用額 | ||
公害防止コスト |
3.1 |
38.1 |
889.6 |
41.8 |
排水処理設備新設 |
地球環境保全コスト |
50.5 |
102.4 |
145.8 |
90.9 |
省エネ設備の導入、CO2フリー電力の導入等 |
資源循環コスト |
0.0 |
96.7 |
0.0 |
90.8 |
廃棄物処理費用 |
上・下流コスト |
0.0 |
53.9 |
0.0 |
52.9 |
容器包装リサイクル法 |
管理活動コスト |
0.0 |
43.3 |
0.0 |
52.9 |
ISO審査、コンサル費用 |
社会活動コスト |
0.0 |
0.4 |
0.0 |
0.5 |
環境に関連する寄付等 |
環境損傷コスト |
- |
- |
- |
- |
該当なし |
合計 |
53.7 |
334.8 |
1035.4 |
329.7 |
算定対象
投資額には設備老朽化に伴う更新費用は含めていません。
環境データ
CO2排出量
原油換算量
電気使用量
都市ガス13A使用量
LPG使用量
廃棄物排出量および単純焼却・埋立量
水の使用量および排水量